【社長コラム vol.10】人生100年時代の人生設計

本記事は9月19日の出版記念講演会の内容を一部ピックアップし、加筆・編集したものとなります。講演会では「人生100年時代の人生設計」をテーマに、著者の土井あゆみの考えや大事にしていることをお話しさせていただきました。講演会にお越しになられなかった方も、ぜひお楽しみください。

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–先日出版された「思い描いた理想を全て手に入れる生き方」の中でも人生設計について書かれていましたが、昨今話題になっている「人生100年時代」について、どう考えていますでしょうか?

現在、SDGsへの取り組みなど、ただ発展を進めるのではなく、環境問題に配慮するなど長期的に持続可能なものへの注目が高まっています。
食の分野の変化も大きいです。食肉や乳製品・小麦加工品の文化がアメリカから日本に入ってきたのは戦後ですが、もともと肥満大国と言われていたアメリカで、今注目されているのは“ヴィーガン”、“グルテンフリー”などヘルシーな食事です。

今、美味しく食べられることよりも、長期的に健康に良いことや、持続的に食べられる食事であることが大事にされるように変化してきたといえます。
加えて、医療の発達により、寿命そのものも、健康寿命も長くなってきました。そのため、長く生きる上での対策、そして長く働くための対策が必要になってきていると思います。

ビジネスにおいても、アメリカでは乳製品離れが起きており、大手乳業が倒産したり、代替肉のメーカーが急激に業績を伸ばしたりしています。
健康志向のニーズにきちんと対応できる企業や持続可能な経営を行なっていく企業が、よりパワーを持っていく可能性がありますね。

これからの時代に豊かに生きるコツは、3つの資本をつくること

–確かにそういった長期的な目線を持つことや、生活・仕事における変化を感じますね。そんな「人生100年時代」をより豊かに生きるために、大事にすべきことはありますか?

橘 玲さんの著書『幸福の「資本」論』(https://www.amazon.co.jp/dp/B072FNR1DS/ref=dp-kindle-redirect?_encoding=UTF8&btkr=1)にあった内容で、「金融資本」「社会資本」「人的資本」という3つの資本で考えてみると、必要なものが見えてきます。

1、金融資本

まず、生きる期間が長くなるので、その分のお金が必要です。
ひと世代前までは60歳くらいに亡くなっていたのが、今後100歳まで生きるとなると、その40年分を生きるための経済力が必要になります。親世代と同じ社会保障が受けられるとは限らないので、貯金をするのか、資産をつくるのかなどで対策する必要があります。

2、社会資本

人間は社会的な生き物で、社会(コミュニティ)を必要としています。
昔であれば、地域や会社のコミュニティが強かったところから、核家族化や働き方の変化が進んだことで、自由度が高くなり、多様なコミュニティに所属できるようになりました。一方で、“何かあった時に頼れる場”は少なくなっているとも言われており、自分が属するコミュニティがなく孤独になる人も出てくるでしょう。

自分のライフステージが変わっていったとしても「ここは自分の大事な居場所」と思えるコミュニティを持っておくことが大切になってくると思います。

3、人的資本

これまで、人生のステージは①学校での学びの時期、②就職して働く時期、③退職後の余暇の時期と大きく3つに分かれていましたが、今後は働き方も変化し、同時並行でさまざまなステージを経験するなど、より多様化していくと言われています。

働く期間が長い分、その中で余暇をとったり、学びの機会をつくったりしながら働いていく人がどんどん増えることでしょう。より結果を出していきたいと思うのであれば、社会に出てからも学び続けて、スキル・能力を磨き続けることがこれまで以上に大事だと感じています。

長い道

仕事が楽しいから、何歳になっても学びながら働けることが楽しみ

–そうした時代の変化の中で、ご自身が取り組まれていることはありますか?

私は、1つの分野ではある程度の実績を出してきたと自負していますが、最近は新しい分野に挑戦をしていて、専門知識をつけるために勉強したり、専門分野の方々にお会いして学ばせていただいたりしています。

時代の変化とともに働き方が変わって、もちろん余暇もある程度楽しんだらいいと思うのですが、私にとっては、一生涯学びながら、仕事を通して誰かのお役に立ち続けられることが楽しみなんです。

–なるほど!そういった捉え方ができるのはとても素敵ですよね。

ときどき「早く引退したい」という声を聞きますが、それは今の仕事が嫌だったりしんどいと感じているからだと思うんです。私にとっては仕事が楽しくてやりがいだし生きがいです。だから、続けたいと思うし24時間では時間が足りないなと思っています。

だからこそ、一定の結果を出したところで天狗になってぬくぬく過ごすのではなく、もう1度0からチャレンジしていくことを大事にしています。
そうすれば、学ばざるを得ないし、謙虚にならざるを得ないんです。だから、目指すものがあるといつまでたっても面白いんですよね。

–あゆみさんの常に謙虚な姿勢はそういった考えが元になっているんですね。最後にこの記事を読んでくださった皆様にメッセージをお願いします。

新たな仕事に取り組んで、学びながら結果をつくって、そして誰かのお役に立てたとき、私はとても幸せで、生きている実感が湧きます。人生100年、ぜひたくさんチャレンジをしてみてください。今回のお話が皆様のお役に立てば幸いです。

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