【社長コラム vol.09】なぜ今SDGs?女性経営者が本当の意味を語ります

本記事は9月5日の出版記念講演会の内容を一部ピックアップし、加筆・編集したものとなります。講演会では「なぜ今SDGs?女性経営者が本当の意味を語ります」をテーマに、著者の土井あゆみがSDGs(持続可能な開発目標)について大事にしていることをお話しさせていただきました。講演会にお越しになられなかった方も、ぜひお楽しみください。

–先日出版された「思い描いた理想を全て手に入れる生き方」の印税を国際協力のNPO法人へ寄付されたと伺いました。印税を寄付しようと思ったきっかけは何でしょうか?

拙著にも書かせていただきましたが、日本でのジェンダー格差は世界各国と比較してみても特に大きいとされています。私が本の出版を決意したのも、自分の経験が少しでもジェンダー格差解消の役に立てば、と思ったのがきっかけです。

ジェンダー格差の解消については、SDGsにも目標のひとつとして含まれています。SDGsは2030年に向けての国際目標であり、貧困や飢餓の解消、気候変動への対策、教育の提供など、世界中が抱える問題について、具体的な目標数値を掲げています。

執筆のきっかけとなったジェンダー格差だけではなく、SDGsに含まれている課題の解消に少しでも役に立てればと思い、印税を国際協力のNPO法人へ寄付させていただきました。

書籍についてはこちらの記事をご覧ください。
TBSテレビ『王様のブランチ』で紹介されました!『思い描いた理想をすべて手に入れる生き方』(著:土井あゆみ)

肉食と地球温暖化の関連性

–2020年はレジ袋が有料化されるなど、SDGsに関する話題が増えてきましたよね。あゆみさんはSDGsについて具体的に取り組んでいらっしゃることはありますか?

ヴィーガンやベジタリアンについて学び、生活に少しずつ取り入れるようにしています。

–ヴィーガンとSDGsはどのような関連があるのでしょうか?

「気候変動に具体的な対策を」という目標もSDGsに含まれているのですが、実は地球温暖化の原因となる温室効果ガスは、食用の動物を育てる過程でも発生しています。動物を飼育するための場所や、トウモロコシなど動物が食べる飼料の畑をつくるために森林伐採していることや、動物のゲップが原因だとも言われています。ちなみに、車や飛行機、船などの移動によっても温室効果ガスは発生しています。

–お肉を食べることが地球温暖化につながっていたんですね。あゆみさんがヴィーガンやSDGsに興味を持つようになったきっかけはありますか?

2年半ほど前に体調を崩したことがきっかけで、ヴィーガンについて勉強し始めました。それまではずっと気づいていなかったのですが、私自身、乳製品と卵にアレルギーがあったのです。何気なくずっと食べ続けてきたものが体に負担となっていたことにびっくりしました。自分が食べられるものを調べていくなかで、ヴィーガンについても学ぶようになり、食と地球環境との関連についても考えるようになりました。

100年後の地球のためにできること

–私も食べ物の成分や環境への影響などは深く考えてきませんでした…。一方で、ヴィーガンという食事や、地球に優しい生活は手間とお金がかかりそうで積極的になれない部分もあります。

いきなり生活の全てを変えるのは、負担が大きいかもしれません。まずは現実を知り、できることから変えていこうという気持ちが大事だと思います。
勉強していて驚いたのが、今の子供の世代こそ、地球を大切にしようと声を上げていることです。例えば、自分たちが子育て世代になった頃、安心して子育てができる地球環境でなければ、子供は産みたくないと宣言したり、将来のための学びの場である学校をストライキすることで、「今変わらなければ、地球の未来が危ない」と訴えているのです。
私たちの十数年先の未来に大きな変化はないかもしれませんが、50年先、100年先を生きることになる世代がイキイキと暮らせる環境を残したいなと思っています。

–私もヴィーガンや地球の未来についてもっと学んでいきます。最後にこの記事を読んでくださった皆様にメッセージをお願いします。

私も皆様の生活のお役に立てるよう、学んだ知識を活かしていきます。未来の地球のために、今できることを少しずつ一緒に実践していきましょう!

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